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マタイによる福音書24章3～14節
3)またオリブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとにきて言った、「どうぞお話しください。いつ、そんなことが起るのでしょうか。あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか」。
4)そこでイエスは答えて言われた、「人に惑わされないように気をつけなさい。
5)多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。
6)また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。
7)民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。
8)しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである。
9)そのとき人々は、あなたがたを苦しみにあわせ、また殺すであろう。またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう。
10)そのとき、多くの人がつまずき、また互に裏切り、憎み合うであろう。
11)また多くのにせ預言者が起って、多くの人を惑わすであろう。
12)また不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えるであろう。
13)しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。
14)そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである。
ハレルヤ！
永遠でいらっしゃる聖なる父神様の愛と御子の平安を祈ります。
終わりは強いです。槍も穂先が強く、矢も矢じりが強く、剣も剣先が強いように、歴史も先っぽ、つまり終わりが強いです。終わりにどんな歴史を行なうか、分かりません。「終わりまで」行ってこそ、終わりを見ることができます。
「終わりの一日」が「初めと過程の一か月」よりもっと大事です。農作をする時も、終わりの一日が、過程の十日よりもっと大事です。秋が農作をする季節の終わりなので、秋になると、農夫たちは足の裏に火がつくほど走りまわります。すぐに冬が来るからであり、熟した穀物を刈り入れなければならないからです。
祈りも終わりに答えてもらい、万事すべてのことも終わりに得るし、終わりに勝利が決まり、終わりに結実し、終わりで決まります。終わりがよくなければなりません。先っぽがよくなければ、槍も、剣も、矢も機能を発揮できないように、「人間」もそうです。
自分の心・精神・考えを槍の穂先、剣の剣先、矢じりのようにして行なってこそ、成功し、苦労が無駄になりません。終わりの締めくくりは必ず100％やってこそ、完成します。やっている途中でやめたら完成できません。
最後の締めくくりをしなければ、自分の霊も魂も肉も完成しません。最後の締めくくりをしなければ、それまでの苦労が無駄な苦労になります。最後の締めくくりをしなければなりません。終わりにはとどめを刺して、終わらせるように、完全に行なわなければなりません。
終わりは美しく雄大で神秘的です。終わりが最高です。終わりになって花見もするし、実も食べて、甲斐に満ちて、享受することができます。 終わりをちゃんとやれば、はじめにできなかったことも、過程の中でできなかったことも、すべて回復するのは、終わりだからそうです。 主はアルパであり、オメガ、つまり初めであり、終わりです。
終わりは真理であり、愛だから「真理と愛」で主と一体になって行なうことを祝福します。
