[エッセイ]
/青の時代/
「つらくても大変でも最後までやりましょう」
誰でもこの言葉を言うことはできるけれど、
行動で成し遂げるならばどうでしょうか、
結果は変わるのではないでしょうか?
最近ピカソの<座る女>という作品が約755億ウォンで落札されたというニュースに触れ
彼のことを再び考えるようになりました。
ピカソと言えば、まず浮かぶのが抽象画です。
私たちの学生時代の美術の本を大きく占めていた抽象画作品。
ピカソは19世紀に風雲の志を抱いて、フランスのパリで初の個人展を開き絶賛を受けますが、
たった一点の絵も売れませんでした。
しかも同じ夢を抱いて共に来た友達の自殺に絶望感は深まり
その悲しみはそのまま絵に表れました。
華やかで生き生きとしていた絵は跡形もなく
貧しさと貧困に苦しみ憂鬱な絵を描いていたその4年間を青の時代と言います。
無名時代の4年間、青の時代はピカソにとってとても重要な時期でした。
誰が芸術家の生(せい)は腹が減ると言ったのでしょうか?
それでも彼は毎日休まず絵を描いて、熱情を燃やしました。
とうとう自分だけのスタイルを見つけ、
結局この時期の作品は今のピカソを作る踏み石になりました。
今日を生きる私たちにも青の時代はあります。
今、青の時代にいる人も、過去に青の時代を経てきた人も
今から青の時代が訪れる人もいることでしょう。
「つらくても大変でも最後までやりましょう」
誰でもこの言葉を言うことはできるけれど、行動で成し遂げるならばどうでしょうか、
結果は変わるのではないでしょうか?
誰が分かるでしょうか?
自分の話が教科書に印刷されて出版されるなどとは。