私はパン好きだ。
毎日パンを食べても飽きない。
だからなのか、少しずつ体重が増えていく。
ある日、人生最大の体重になり、これでは駄目だと思って
「私、もうパン食べない！」
と、夫に宣言するが、むしろ
「できるの？」と問い返してきた。
その瞬間、パンは食べないと熱く燃えていた私の思いは小さい火種に鎮まった。
「できるよ、って応援してくれるべきじゃない！」
カナダ出身の民族画家モード・ルイスの人生を扱った映画
「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード･ルイス」で
主人公は家のあちこちに絵を描いた。
彼女の才能を見抜いた隣人の女性の一言でモードは変わる。
隣人の女性はモードが描いた小さなポストカードを見て、
またお願いねと言いながら「期待してます。」と言う。
それに対して主人公は、その言葉を心に刻み、嬉しい心で絵を描く。
これが始まりとなり、モードは多くの絵を描き、カナダ人が愛する国民的な画家になった。
こんな風に、私に期待してくれる人がいるなら、
その期待に応えようと一生懸命する。
人は期待を頼みにして生きるから、
もう少し良い人、もう少し優れた人になろうとするのだ。
「だからご主人様～
不可能に思えても、次回は私を応援してください！」
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- 날짜
- 2018/03/02
