心情が通じない人は
互いに肌で触れ合っても
感覚はおろか
肌がむけてただれるだけだ
ああ、そうだ、そうだ、そうだとも
心情に合わない人に接すると
むしろ心が病み
頭が痛くなるだけだ
しかし心情に合う人は
遠くに見えるだけでも
心に歌が流れ
心情は踊りを踊り
全身は愛の電流が流れる
ああ、人間もそうなのに
神様と心情が合わなければ
どうなるだろうか
そこの人間よ
人間として、あんなにありふれた体験をまだしていないとは
人間が神様と心情が合わなければ
心と心情が、肉体が、生き地獄で
生(せい)がぐるぐるとねじれてしまう
ああ、私は悟った
人間がたった一日だけ生きるとしても
地上でも天でも、互いに心情を合わせて生きることが
天国だということを
Translated by Kimata