[エッセイ]
世界は「そのまま」流れていかない
/2つの悟り/
神様の法則の中で生きていく私。神様の法則の中で変化する世界。
その完璧さの中で私も完璧になることを祈る。
「ニュースで今日、雨が降ると言ってたっけ?」
昨日はあんなにも晴れていたのに、今日は朝から雨だ。
世界は「そのまま」流れていかない。
どんな規則に従って流れていっても、その結果に従ってまた、他の現象が起きる。
この雨も、おそらく、ある空気の流れが作り出した結果だろう。
科学を勉強すればするほど、神様を信じるようになったという話しを聞いたことがある。
そのように、世界の全ての学問を勉強してみると、神様についてもっと分かるようになるという。
大学院で勉強をしながら
「私がこの勉強をなぜするのか?」と思うことがたくさんあった。
一個人が書いた小説、彼が生きている世界について勉強しながら
「いったい自分に何の意味があるのか?
これが今、私がすべき多くのことを捨てて、没頭するほど価値があることなのか?」
と、問うたりしていた。
ある日、お祈りしていたら2つのことを悟った。
一つは、一個人が苦悩しながら書いた小説の中には、数多くの人々の苦悩が盛り込まれているという事実だ。
彼らと一緒に悩んでみると、「人間と生(せい)」についてもっと理解できるようになり、
彼らと共にされる神様について分かるようになった。
もう一つは、神様が、私がまだ悟っていない何かのことのために、私を勉強させるようになさっているのだと信じる信仰だ。
神様の大きな計画案で、私の人生が動いているという確信!16余年の短い信仰生活を通しての告白だ。
神様の法則の中で生きていく私。
神様の法則の中で変化する世界。
その完璧さの中で私も完璧になることを祈る。
いつの間にか雨がやんでいく。