[詩]
神の愛を迎え入れるこの時
/刈り取り/
『刈り取り!』その方の愛を刈り取ります。
男は、淋しい姿でコートの襟(えり)を立て
コートの中で熱く抱きしめる女を探し、
女は、心を込めて熱く抱きしめてくれるような
一人の男の視線を探す、
愛が出会う季節。
季節の愛が、門を叩く時。
時代の季節の愛の神が
門を開けて私の中に入ってくる時。
行いの穀物を完全に包装し、
愛の門が開かれるこの時。
明け方の祈りの体質化、
御言葉の黙想の定着化、
御言葉を伝えることの生活化、
つねひごろから血気を我慢し、悪口の舌を慎むことで
神の愛を迎え入れるこの時、
全てのことを締めくくり、御子を刈り取ることだ。
『刈り取ること!』その方の愛を刈り取ることだ。
Writer by 1004