「古代」力の対決 :
武器を自分の体に直接身につけて戦う肉体対肉体の戦い。
「現代」力の対決 :
自分の武器を、他人の体にその人が直接身につけるようにさせ、
その人が私となって戦うようにさせる計略戦。
敵を直接討つことはせず、他人を調節して
自分が操る人と敵を同時に排除する計略戦。
排除の組織が鋭く削られて上っていくピラミッド化によって
結局「破壊の勝利」を独りで自ら悦(よろこ)ぶ、突き当たり策略戦。
「古代」力の対決 : 自分の手下の人たちを増やす、
正々堂々とした真っ向勝負。
「現代」力の対決 : 自分の手下の人たちを排除する、
独立的な、独り身勝手な頑固将軍の戦法。
なぜか?
信義が枯渇した世界になってしまったから。
信心と信頼を排除する猛毒性を含んだ利己心の追求が、
仕来たりとする道を貫通、精通した世界になってしまったから。
writer by 1004