[詩]
/待つこと/
汲んだ水に、私の心を清くして
か細い女性の声で待つことの愛を詠む。
今日も待つことの塔を積み上げる。
水一杯を汲んでおいて
夫の無事の帰還を祈って
明け方を清くさせた女性たちの待つこと…
今日も待つことの塔を積み上げる。
全世界がまだ眠りに縛られ
明け方、最も清いとき
汲んだ水に、私の心を清くして
か細い女性の声で
待つことの愛を詠む。
いつもそのままのような
私の長い間待っていた経緯がすべて積もれば
神がその塔を崩され、
そこに
待っていた人
待っていた願い
待っていた世の中を
持ってきてくださると信じて…