[エッセイ]
台風にも名前があるが、この「行なう台風」の名前は「存在」だ。
行なってこそ存在することができるからだ。
5kgを痩せたが再び元の体重に戻った。
手で分厚くつかめるジムグリガエルのお腹の元祖。
それでもジムグリガエルのお腹といえばかわいげがあるが、これは熱い夏の日にだらっと伸びる飴の糸だ。
あぁ、誰が私をこんな風にしたのか?
ばかげた質問だ。
持続的にするということは、まさに神の精神でしてこそ可能なようだ。
私の精神と決心では到底できない。
最近脂肪をたくさん吸入しても問題にならないと、ダイエットに賛否論争が多い。
太る主犯に追い込まれていた脂肪が果たして汚名を返上できるのか?
何ごとも行き過ぎは良くない。
節制と忍耐、根性は私たちの生において欠かせない調味料だ。
料理に調味料を入れなければ味がするだろうか。
私たちの人生を終える日まで「耐える忍」がどれほど必要か「耐える忍」星座を作らなければならないかもしれない。
台風が吹いてきて木の根は抜けても、私の腹の脂肪は抜けない。
私の中には台風が吹き荒れなければならない。
すなわち「行なう台風」だ。
果たして私の生活の中で「行なう台風」は秒速何kmで吹いているのか。
台風にも名前があるが、この「行なう台風」の名前は「存在」だ。
行なってこそ存在することができるからだ。
私たちの暮らしに「存在」の台風が吹いてきて、すべての矛盾がすべて抜けることを願ってみる。