[エッセイ]
「数」にはそれぞれの意味がつけられているので、
その象徴性が分かれば、世の中を見る目がさらに…
私は幸運の数字「7」が好きだ。
中国では「8」を幸運の数字だと信じていて、
2006年8月8日、午後8時8分に北京オリンピックが開幕した。
1から7までの数字に込められた意味を見ると、1は始まりを表す。
他の数を生む基本であり、幸運の数字でもある。
2はバランスと対比を成す数で、天と地などのセットでバランスを成し、
3は三角形、天地人、真善美などを表す時に使われ、安全感を出す。
4は「死」と音が同じで病院では4階の代わりにF階と書かれたものを見たことがあるかと思うが、不幸の意味でもある。
5は五輪マークなどの調和を表す数であり、
6はおもに悪い誘惑に使われるが、聖書ではサタンを666で表現して、ホラー映画でもしばしば登場する数字だ。
しかし6は終わる数としても使われ、創世記で神様が6日間で天地と人間の創造を終わらせた。
最後に7は神秘的な数として7不思議が最も有名だ。
幸運の数字でもあり、運動選手たちの背番号としてもしばしば使われる。
聖書に出てくる3年6ヶ月、7日、21日、40日、40年、400年など、
神様の歴史でも「数」には大きな意味がある。
「数」にはそれぞれの意味がつけられているので、
その象徴性が分かれば、世の中を見る目がさらに広くなるのではないか?
だからピタゴラス学派は「万物は数で成された」と主張するのではないかと思想をめぐらす。