ヒトと近い鳥 by 佐

あの鳥の鳴き声はなんという鳥だろう?月明洞にはどんな鳥がいるんだろう?気になりますよね?羽毛に天の風をいっぱい込めて、ヒトと近い鳥の講座を通して学びましょう。

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夜通し鳴く鳥、コノハズク

 

 


夜通し鳴く鳥、コノハズク

ウォルミョンドンで夜になると、ソンファンダンの道やトゥングレ山から聞こえてくる悲しげな鳥の声はコノハズクである。先生の詩や御言葉にもたまに出てくるこの鳥は、韓国に生息するフクロウ科の中で最も小さい鳥で、天然記念物第324-6号に登録されている。
 
体長は18.5〜21.5cmで、体の色は、灰色がかった褐色または赤褐色である。

この鳥は他のフクロウ類と同様に、平らな顔の前方に集まったよく発達した目と耳、鋭いくちばしと爪で、小さな両生類、爬虫類、昆虫類など様々な餌を獲る鳥である。

ユーラシア中部以南·サハラ以南のアフリカ·韓国·日本及び東南アジアまで分布している。 主に民家周辺の野山·公園·森林などで生活しながら繁殖する珍しい夏の鳥である。




恨(ハン)が多い鳥
 
韓国では「ソチョク」「ソチョク」という鳴き声が「ソッチョクタ」と聞こえ、「ご飯を炊く釜が少ない(小さい)」「ご飯をくれ」「ご飯をくれ」と言う意味で、昔の人々の農耕生活を営む庶民の哀歓が込められている鳥である。

また、地域別に多くの逸話があり、家族を守って命を失い、死んでも家族を恋しがる姉や母に関する話だといって、文学においても韓国のハンの情緒として多くの詩や文章などに媒介物として登場する。この鳥と関連して伝わる悲しい伝説が一つある。


貧しい家で生まれたが、性格が明るくて優しいソファという少女がいた。ソファが十六歳になって、あまりにも貧しくて嫁がせる家がなく、両親は心配をする。そんなある日、ソファを嫁にするという金持ちが現れた。嫁入り前にソファを呼んで、ソファの両親は、「ソファよ、嫁ぎ先の大人たちがいびってもぐっと堪えて生きなければならないよ。それでも餓えずにご飯は食べられるだろうから、ここよりは生活が楽なはずだよ。」と言い聞かせた。

嫁いできた最初の日に、姑は「ご飯をたくさん炊くと、冷や飯ができてしまうから、必ず一度だけ炊くようにしなさい」とソファに言った。ソファはご飯を軟らかすぎたり、焦げたりしないように丁寧に炊き、姑、夫、義理の姉妹にご飯を丁寧によそったが、いざ自分が食べようとするとご飯がなかった。釜が小さくて、常に5杯分しか炊けなかったからである。だからといって、姑が言ったことに背いてご飯を二回炊くことはできなかった。

そうやってご飯を食べられなかったソファは、金持ちの家に嫁がせた両親を恨みながら餓え死にしてしまった。ハンが多いソファは、死んでもあの世に行けず、一羽の鳥になって「ソッチョク ソッチョク(釜が少ない(小さい) 釜が少ない(小さい))」と鳴いて回った。釜が少なくて(小さくて)飢え死にしたという恨みの声だった。だから、その鳥を「ソッチョクセ」と呼んだ。




悲しいいきさつが多いコノハズク

最近、日が暮れる頃になると、もの悲しい声を立てて鳴く『コノハズク』。どれほど哀れに鳴いているか、心の中でその声を思い描いてみてください。コノハズクの口の中が血のように赤いので、昔の人はこの鳥が血を吐いて死ぬ時まで鳴くのだと信じてきたという。


 
ウォルミョンドンの夜空に、遠くから聞こえてくるコノハズクの声は、この場所で聖三位と主に会いたいと願う私たちの代わりに、血を吐いて悲しく鳴いているかのようである。


コノハズク1

夜通し鳴く鳥よ
お前は何の経緯がそんなにも深いのか
悲しく鳴くものの中に
経緯のない者はいないはずだが
山を轟(とどろ)かせ 夜を轟かせ 
心情の奥底までも響き渡る
お前の悲しい声はあまりにも深く
すべて自分の人生を悲しくさせるのだな
 
そうだ そうだ そうだとも
あの鳥がもしかして私の心、天の心を
知っているのではないかと


-チョン・ミョンソク牧師の『霊感の詩2集』より



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날짜
2014/08/01