3文(もん)コラム by BON局長

BON局長がお届けする3文(もん)コラム!3文くらいの安っぽい文章の実力ですが・・・世の中の言葉で解いた主日の御言葉をアップします。

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「脳」の創造目的と「考えが神」の境地

 

 

 


脳が神を造ったのでしょうか?それとも、神が脳を造ったのでしょうか?


今週の御言葉に出てきたように、人間の各肢体を見ると、実に一つ一つが貴重で大事です。しかし、この中でも肢体全体の核で、「各肢体」を動かすのは「脳」です。私たちの肢体の中で「脳」は最も自立的であり、自己強化の機能が優れていて、自分で問題を解決できるシステムを備えた肢体です。ところで「自立的」であり、「自己強化機能」が強力で、「自分で問題を解決」しようとする社会的機能は、まさに「宗教」の機能です。脳の機能と宗教の機能は、非常によく似ているのです。



脳のニーズ(Needs)3つ


このような「機能」を実行する「脳」はどのような「必要」、「ニーズ(Needs)」に従ってこれらの機能を実行するのでしょうか?

脳のニーズは3つに整理することができます。第一に、「命の維持と持続」、第二に、「新しいものに対する渇望」、そして「競争での勝利」です。脳は本能的に自分の「命」を維持することに大きな関心を示し、また、自分の「命」を持続的に維持しようとする次元で「繁殖」や「安全追求」に敏感です。しかし、命に対する安定感を確保するために努力する一方、絶えず危険の可能性のある未知の世界、新しいものを追求し、渇望することもあります。

人々が慣れて楽な「我が家が最高」と言いながらも、なんとかして見知らぬ場所への「旅」に出たがるのと同じで、相反する様相を帯びています。また、他者との競争に勝つために自分の水準と競争力を高めようと努力し、勝利した姿を見せることに非常に満足し、興奮を感じます。非常に高価な車を運転し、高価な時計を身に着け、高級邸宅に住みながら感じる快感は、脳のニーズを満たすものと見なせるでしょう。

この「ニーズ」という側面から見ても、宗教は、現実だけでなく、死後まで続いて永遠に命を持続することができる永遠の命を提示し、その場で目に見えることもなく感じることもできない、全く新しい新世界(霊界、天国...)に対するビジョンを付与します。そして、自分の宗教が最高、この宗教を選択した私こそ「神に選ばれた(選民)」という競争での勝利を満喫させてくれる最適な装置となります。文字通り「宗教」は「脳」のニーズを最も完璧に満たしてくれているのです。

まさにこのような「機能の同質性」と「ニーズ充足」という二つの側面において、人々は「脳」が「宗教」つまり「神」を造ったと考えるようになりました。

しかし、もう一歩進んで考えて、そのような「脳」のニーズはなぜ形成されたのか検討してみましょう。脳の3大ニーズは、結局「(自分の)命に対する愛」であり、何か(Newness)を探しにいこうとする「渇望」であり、常に自分の水準を高めようとする「意志」がプログラミングされているのだと見なせます。

結局、「神であるわたしがあなたを愛しているから、いそしんであなたの水準を高めて私を理解し、私と一緒に行なえる水準の存在に変化して私を訪ねて来なさい。永遠に私と共にしよう!」という...設計して造った人の「意図(創造目的)」が「脳」に刻まれているのかもしれません。



「脳」は、より根本的に言うと、「考え」が重要です


筆者の過去のコラム「つながっているということの驚異(http://god21.net/Square/LearningCenter/threespoons/View/38516?page=)」で言及した「100匹目の猿現象」のようなものを見ても、この世界は偶然発生的出発から進化していく過程の産物として見るには、あまりにも精巧で、完璧で、また何よりも個体相互間の不思議な「つながり(ネットワーク)」を説明することができないのです。


結局、世界は絶対的一者(知能的設計者)の緻密な意図、目的の下に「創造」されたという方がはるかに説得力があることが分かります。ただ、まだ有限な人間の知識と能力によって無限(全知全能)の神の境地を推測し、説明することができないだけです。

神学大全を書いたトマス·アクィナス(Thomas Aquinas、1224/25年?〜1274年)も、神の驚くべき創造の働きを論理的に証明しようと努力しながら、結局、全能な神の存在はその方が授けて下さった「栄光の光(聖霊、恵み、深い霊感...)」を受けるようになった時になって初めて、悟り、分かるようになるとしています。

「脳」は、より根本的に言うと、「考え」が重要です。精巧に脳を創造してくださっても、自分が「考え」を正しくできなければ、「脳」もすべて無用の長物です。神が「考え」を創造された理由は、神の意図を悟り、正しく考えて行うことで、、肉も地で「神の世界(天国)の生」を生きるようにするためであり、その肉の生を「魂と霊」が受け取って、魂と霊も天の国の形体(競争での勝利)に変化して、救いの過程(神を求めて新世界への旅を休まない)を経て、引き上げ(完全な愛、永遠な愛の世界に完成)られて神と共にするためなのです。




自分の考えが神のものと一致する状態。つまり、自分の「考えが神」になるような境地を提示なさった言葉。だから神と人間の関係、創造の目的を洞察力をもって集約した「考えが神だ。」という御言葉は、実に驚くべき偉大な「天の言葉」であることに間違いありません。
 



 




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날짜
2015/07/28