ひよこ科学コラム by 병아리

ひよこ科学者の科学コラム。科学を時代の御言葉で再びスポットライトを当ててみる新概念の科学コラム。

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太陽の二つの顔


地球の磁気圏 Part.01

太陽の二つの顔


すべての万物は、振動と波動を通して互いに授受作用をし、

ひとつのペアとなって存在する。




生命の火神であり、かつ死の火神、太陽の二つの顔

地球には、生命の存在を可能にする数えきれない条件が備わっているが、そのうちの一つが「磁場の有無」である。地球の磁場は、宇宙から有害な粒子が入って来るのを防ぐことによって地球に生命が存在するのを可能にさせている。地球に磁場が無ければ、地球は太陽から来る高エネルギー粒子と、宇宙各地から来る放射線に無防備に晒されることになり、生命が存在することのできない地となっていたことだろう。

太陽は、二つの顔を持っている。生命の火神であると同時に、死の火神である。地球大気の地球磁場、電離層、オゾン層を経て入ってきた太陽光線は、地球に緑をもたらしてくれる生命の光線だが、何一つ層を通り抜けることなく入ってきた太陽光線は、地球のすべての生命を燃やし尽くす死の光線になり得る。


太陽は、どのようにして光と熱を出すのだろうか?太陽は、石炭や石油で火を燃やすわけではない。もしそうだとしたら、太陽は数千年が経つ間にすべて焼け焦げて無くなってしまったことだろう。数十億年間、強く明るく輝いていられる理由は、水素の核融合エネルギーを利用しているからだ。



核融合エネルギーを利用している太陽
核融合エネルギーは、星のエネルギー源であり、原子力エネルギーの一種だ。原子力エネルギーは、大きく「核分裂エネルギー」と「核融合エネルギー」に分けることができる。核分裂エネルギーは、ユラニウムやプルトニウムのように重い元素が分裂して発生するエネルギーであり、核融合エネルギーは、水素やヘリウムのように軽い元素が互いに融合することで発生するエネルギーを指す。

例えば、通常の核爆弾は、核分裂エネルギーを利用した物であり、水素爆弾は、一般的な核爆弾に水素核融合エネルギーを利用して爆発力を極大化させた物だ。水素の核融合はユラニウムの核分裂よりも約7倍以上強力である(energy per nucleon,核子あたりエネルギーで計算)。

太陽は、核融合エネルギーを利用しているため、数十億年間強烈に燃え盛っていても燃料がすべて消尽しないのである。太陽が、1秒あたりに発散するエネルギーを換算すると、水素爆弾およそ100億個に該当する。我々が住む地球の向かい側で、1秒あたり水素爆弾が100億個ずつ爆発しているというわけだ。太陽が発散するエネルギーの量は、頭で理解するのが大変なくらい凄まじいものなのである。

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날짜
2016/03/03