BON局長がお届けする3文(もん)コラム!3文くらいの安っぽい文章の実力ですが・・・世の中の言葉で解いた主日の御言葉をアップします。
H氏は誰もが認める最高の歌手の一人です。
幼いころ実質的に家長の役割を「歌手生活」を通して果たし、彼が最近再び経済が困難で「生業」としての歌手生活を再開するという知らせを聞きました。インタビューの中で、自分に与えられた…「歌の才能が天職であり、祝福だという事実をやっと分かるようになった」という内容に驚きました。
数十年間、私たちの前で歌っていたその姿は何だったのか…
誰もが認める最高の歌手が、自分のタラント(才能)が祝福だったということを60歳を過ぎてやっと分かったという事実が、「では、あなたは?」という深刻な質問として自分に戻ってくるまで、わずか数秒もかかりませんでした。
「果たして私が天からもらったタラントは何であり、それが祝福だということを分かって、それを天職として生きているのか?」
研究すべきことは多いけれど、最も研究すべきは「自分」に関することなのかもしれません。でも「自分」について研究し、「自分」を作ることに集中する人は思ったより多くないようです。
「あなたの中に眠っている巨人を起こしなさい」(Awaken the Giant Within、Anthony Robbins 1960年~)
タイトルだけ見て気に入って衝動買いして最後まで読みました。
本で言わんとしたテーマはタイトルから明らかに知ることができます。
「すべての人にはそれぞれ固有で大きな潜在力(巨人)があるが、その巨人を起こすことができるかどうかということだ。そのためにまず自分が先に決断し、巨人に言葉をかけ始めなければならない」
世界的ベストセラーであるこの本のメッセージはこのように簡単明瞭でした。
トルコ旅行中に立ち寄ったある博物館には「モーセの杖」が展示されていました。観覧客たちの長い行列の末に見た杖でしたが、失望が大きかったです。映画で見たように雄大で何かすごく見えるような杖ではなく、羊飼いが羊を導く時に隊列から外れる羊を叩くような、適当な木から整った枝を折ってきたような、細くてそれほど長くもない、大したことのない杖だったからです。
ゴリアテを打ち破ったダビデの石袋も、やはり誰でも持ち歩いていたような袋だったのでしょう。
しかし「普段自分が持っているもの」が神様と繋がった時、驚くべき歴史が起こります。
モーセが普段、羊を導いていた「杖」が、神様の権能の杖になって数多くのイスラエル民を出エジプトさせた偉大な歴史を作り、ダビデが普段オオカミなどの獣を追い払う時に使った石袋に「戦争はエホバに属したものだ」という信仰告白をした時、ゴリアテを打ち破って、ついにはイスラエルの王位に上がることになる強さが発揮されたのです。
モーセが持ち歩いていたのは「杖」ではなく「神様の権能」であったし、
ゴリアテを殺したのは石袋の「石」ではなく「神様が共にされること」でした。
これからは自分の中に眠っている巨人に言葉をかけることを(研究)開始しなければなりません。
「あなたは誰なのか?あなたが持っているものは何なのか?」